2016年07月30日

【報告】対話ラボワークショップ「生きる安心を支える地域のつながりpart2」

スタッフのハルです。
7/24に行った「生きる安心を支える地域のつながりpart2」のご報告です。

2015年1月にさんきゅうハウスの吉村一正(イッセー)さんをゲストに行った「生きる安心を支える地域のつながり」と同じタイトルでの今回。
ゲストは若者就労支援ネットワーク静岡を立ち上げた静岡県立大学教授の津富宏さんです。

スタッフ含め、30名以上の方が集まりました。
対話ラボのイベントはあまり偏りなく、幅広い世代があつまるのが面白いです。
今回集まった方もこのテーマだからこそという方々がたくさん。

福祉関連施設のスタッフの方、就労支援のボランティア経験者、居場所をつくっている方やその参加者、議員の方、社協の方、公民館の方、普段はあまりこういった活動に参加しない方も、本当に多様な方が集まりました。
そんないろんな世代、いろんな立場の方が集まること自体がすごい、という話を参加された方からも言われました。

全体としては4時間で以下の流れでした。
@ゲストトーク
津富宏さん
Aワールドカフェ形式の対話(2ラウンド)
 
B参加者が出すテーマによってグループに分かれての対話(マグネットテーブル)
 ※今、一番話したいテーマを元にあつまる
C全体まとめ


ゲストの津富さんはまちに暮らすごく普通の人がつくるつながりを育み、それを基盤として、若者就労など、様々な社会課題に取り組んでいる方です。
対話ラボスタッフのゆきちゃん、ようこちゃんからインタビューです。
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若者就労支援ネットワーク静岡を立ち上げた理由や、その経緯、その活動の中で学んだこと、困っている人に関わる際に大切にしていること。
また、静岡県内、全国にその活動が広がった経緯についても。
まちにいる普通の人がボランティアで関わることがどんな意味があるのかもフォーカスして伺いました。
関わりたいと思った人が困ってる人につながりにくい現状があると思っているためです。
その話をスタッフのかもしぃがグラフィックレコードをしたものがこちら。
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ゲストトークの後は簡単な感想共有後、短めのワールドカフェ形式の対話です。
問い(テーマ)は2ラウンドともこちらのテーマ。

「安心して暮らし、ともに生きていくためにまちにどんなこと、どんなつながりがあるといいと思いますか?」
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おせっかい、当事者意識、ハードル低く、引きこもりサークル、家から出てこられない人、(相談受付の)まちの中心(ハブ)が必要、偏見がない街、知っている顔があるということ、つながり⇔個人情報、長屋のような関係、監視と介入の違い、センスも大事、未来食堂、障害者支援・・・
様々なキーワードが出ました。


そのあとは、参加者が出すテーマによってグループに分かれての対話(マグネットテーブル)です。
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休憩中に考えた、一番話したいテーマを見せ合って、グループに分かれます。
書かれたテーマは真剣さや、切実さが伝わってくるものが多かった気がします。

そして、集まったグループごとに、そのテーブルの新しい問いを作り、対話をスタート。
問いをつくるのは難しかったという声も聞きましたが、多くのテーブルでテーマが書かれ対話が始められていました。
・顔見知りからご近所になるには?
・ボランティア性をどのように保つか?
・つながり×居場所
・困ったこと、お互いさまの関係→どうやったら、そういう場をつくれるのか?
・困っている若者とのつながり方
・自分や他者と深くつながる場とは?
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こんな問いが出てきていました。

ワールドカフェより細部にフォーカスされた話がされていました。テーマごとに分かれられたから話したいことを話せたという方も多かったようです。

最後はテーブルごとの報告をするのではなく、話したいことがある人が手を挙げて話す形で全体共有。
真剣な対話があった証拠だと感じるのですが、少しの沈黙を置けば、次の人が手をあげ、話して感じた事を話す方、やってみたいことを見つけそれを話す方、20分ほどの時間、皆さんから様々な声を聴くことができました。
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最後はゲストの津富さんにコメントを頂き、終了です。
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この対話に参加した方から変化につながっていくといいなと思います。
ご参加いただいた方本当にありがとうございました。


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■マグネットテーブルについて
今回、NPO法人 場とつながりラボhome'sのマニュアルと、それを書いた嘉村 賢州さんのアドバイスをもとに運営してみました。
(賢州さんありがとうござました!)

グループ分けでは、無理やり感が出るのが懸念だったのですがこんなアドバイスをいただきました。
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人数にもよりますが、初めに「このやり方は難しいので、最後までしっかり聞いて、グループが出来上がるまで集中して協力しあってやりましょう」といってからはじめる。「グループが出来てきたら、座ってください。そうすることでまだグループが出来ていない人が仲間を見つけやすくなります。最後のこったら化学反応を信じてどこかにジョインしてくださいね。」といえばわりとうまくいきますよ。
*************************

こんな模造紙を書いて説明しました。
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OSTという手法と同様、参加者が自分で、考えて場を作ろうという意識をいかにつくるかがポイントとなってくる印象でした。
また、テーブルごとに新しい問いを決めるのがなかなか難しいのですが、問いを決める時間自体の対話も意味があるし、楽しんでもらえるよう案内できるといいなとも思いました。
今回は問いを決める時間と、対話の時間を区切って、決まってなければそのまま話すようにご案内してみました。

OSTという手法もテーマ別の話し合いができるのですが、テーマを出す人の負担が大きかったり、雰囲気作りが難しい部分もあり、半日程度の場ではなかなか実施しにくいのですが、マグネットテーブルであればできるという実感も得られました。

今後、また広がりやすくなっていくよう、勉強会をやったりしていきたいなと思います。

■今回の詳細タイムスケジュール
13:30 導入説明・アイスブレイク・4人組で自己紹介
14:00 ゲストトーク津富宏さん
14:35 4人組で感想共有
14:45 休憩
14:55 ワールドカフェ 2ラウンド
15:45 一番話したいことを考えながら休憩
15:55 マグネットテーブル 説明、テーマ共有、グループ分け
16:15 マグネットテーブル 背景共有とグループの問い決め
16:25 マグネットテーブルの対話
16:55 1日の振り返り、全体共有
17:30 終了


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2016年06月10日

【ご案内】7/24ワークショップ「生きる安心を支える地域のつながりpart2」

スタッフのハルです。
次回のイベントの詳細が決まりましたのでお知らせいたします。

今回は昨年1月に行ったテーマのpart2。
メンバーと対話を重ねていたら、やはりこのテーマをもう一度やりたいということになり、
前回とは違うゲストも迎え、今回の企画となりました。

今回は西東京市の地域のイベントでつながったgraphic-graphic(http://www.graphic-graphic.com/index.html)の萩原久美さんにデザインをお願いして、
素敵なチラシができました。
taiwalab0724pic.jpg
対話ラボWS20160616.pdf

以下、詳細ご案内文です。

【転送歓迎】
□■━−━−━−━−━−━−━−━−━−━−━−━−━−━−━−
<対話ラボ ワークショップ>
 〜 「生きる安心を支える地域のつながりpart2」〜
 日時:2016年7月24日(日)13:30〜17:30(開場13:10)
 場所:障害者総合支援センター「フレンドリー」会議室C(田無駅徒歩7分)
━−━−━−━−━−━−━−━−━−━−━−━−━−━−━−□■

あなたのまちは安心して暮らせるまちですか?
気になる人はいますか?気になる家はありますか?

貧困、困難な就業、厳しさを増す介護の問題、孤独死・・・

最近、本当に、この先どうなるんだろうと感じるようなことが、
暮らすまちの中で増えてきているように感じます。

隣の家の人や、自分の友人、自分の家族にもそんな状況はすぐそばに
起きているかもしれません。


そんな時に私たちはどのような地域のつながりを育んでいけばいいのでしょうか?


私たちは専門家の力や、行政の施策に、つい、頼りたくなってしまいます。
でも、まちに暮らすごく普通の人がもっとできることがあるのではないかと思います。
まちで起きていることに、心を向けて、ほんのちょっとしたことに気づいて、
声を掛け合ったりできるようになれば、
暮らしているまちを明るくするようなつながりや、人の動きつくっていけるかもしれません。


今回は、静岡県立大学教授の津富宏さんをゲストにお招きします。
津富さんはまちに暮らすごく普通の人がつくるつながりを育み、それを基盤として、若者就労など、様々な社会課題に取り組んでいる方です。

どんな思いでそのような取り組みをしているのかお伺いしたあとに、
どんな地域のつながりを育んでいきたいのか、そのためになにをしていけばいいと思うのかなど、みなで対話をしていきたいと思います。

◇プログラム
前半 ゲストトーク
 ゲスト 津富宏氏
後半 参加者同士での話し合い(ワールドカフェ形式の対話)

◇このような方におすすめです
・地域のつながりをはぐくみたい方、地域につながりたい方
・困っている人が身近にいて、何ができるか考えたい方
・ゲストの方に会って、話を聞いてみたい方

■◇詳細◇■
定 員:45名
参加費:1,500円
日 時:2016年7月24日(日)13:30〜17:30(開場13:10)
場 所:障害者総合支援センター「フレンドリー」会議室C(田無駅徒歩7分)
 住所:西東京市田無町4-17-14


■◇お申し込み
 こちらのフォームよりお申し込みください。

---◇津富宏さんプロフィール◇----------------------
19年間法務教官として、少年院に収容された子供たちの教育に関わり、その後、静岡県立大学国際関係学部で教鞭をとる。10以上の学生団体にも関わりながら、様々な社会課題に取り組む。2002年に「青少年就労支援ネットワーク静岡」を設立し、地域のつながりを活かした伴走型就労支援の形を全国に広げる。2009年には、少年院出院者の社会復帰を支援する団体「セカンドチャンス!」を設立。犯罪学を専門とする社会学者でもある。

---◇ワールドカフェについて ◇----------------------
テーブルごとに4、5人のグループに分かれて、フォーマルな
会議ではなくカフェのようなオープンな雰囲気の中で会話をします。
さらにメンバーチェンジを数度行うことで、多くの人と情報の
共有ができ、また、そこからたくさんのアイデアが生まれたり、
人間関係をつないだりする、創造的な話し合いの手法です。

---◇対話ラボについて ◇----------------------
対話ラボは、対話の手法のノウハウや実践を共有する場をつくってい
くための集まりです。勉強会や、ワークショップを行いながら、地域
をつなぎ、元気をつくる対話を広めています。
勉強会は対話の手法を学ぶ集まりとして少人数で行うもので、
ワークショップは様々な対話の手法を体験したり、
特定のテーマについて対話する場として行っています。

<お知らせメール登録>
今後対話ラボのイベントの告知をメールで受け取りたい方は、
こちらのフォームから登録お願いします。


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主 催:対話ラボ(http://taiwalab.seesaa.net/
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2015年12月08日

【報告】対話ラボ勉強会「会議を描く書く実践講座」〜見やすい板書で話が弾む〜

今回は対話というより、会議にフォーカスを移した特別企画の勉強会でした。
13名の参加者をお迎えして、11月8日(日)に、田無フレンドリーにて
13:00〜17:30まで開催しました。

今回のテーマは、会議での論議の流れが誰にでもわかるように!
自分の関わる会議をより良いものにしたい
みんなに読まれる会議録をつくりたい
板書・記録のスキルアップをしたい
そんな共通のお悩み解決!
板書・記録を見やすく描く技術を学び、実践しました。

今回の講師は、様々なイベントや会議で豊富な経験を重ねていらした
長田誠司さんです。
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わかりやすく、ゆったりとした落ち着いた話し方で、基礎的な練習から始めます。
まずはチェックインで同じテーブルに座った人が、話す人、質問しながら聴く人、
聴いたことを絵に描く人の役割分担で、自分の好きなこと・ものについて話します。
絵を描くことで相手の話や情景が立体的に浮き上がってくるのが特徴的でした。

@聴くA描く書くB構造化する、この点を踏まえて描き方を工夫します。
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見やすい文字、イメージが湧く文字にする、枠・線・矢印も意図が伝わるような図形化が楽しいですね。
直線、波線、渦巻き、三角形、四角形、星型、矢印など、みんなで描き描き練習です。
顔の表情、動作も、誠司さんが描くと「あぁ、なるほど〜」とみんなで納得です。
「建物や人はどう描き分ければ良いですか」という質問には、
「それぞれに固有名詞や人物名を書けば大丈夫」という回答に、これもまたみんなで納得。
この辺りから、絵が苦手な私も、早く書いてみたいという気持ちになってきます。

さて、いよいよ実践です。グラフィックストーリーテリングですが、自分の人生を振りかえり、
思い出に残ることを描きます。
人に伝えるためには、まずわかりやすくなくてはと頭の中はフル回転しますが、
形に表すのが難しい!
二人一組で、お互いに内容を説明しましたが、絵に描くことで相手にも伝わりやすいし、
自分の記憶にも残ることを実感しました。
DSCN3266.JPG

実践練習は、世界で最も貧しい大統領と知られた、ウルグアイのムヒカ前大統領のスピーチの音声(翻訳)を聴きながら、その内容を紙に描いてみること。
DSCN3304.JPG
これは、なかなかハードルが高かったのですが、
的確にスピーチの内容を書き留める方や、ムヒカ大統領の似顔絵まで描き込む達人もいて、
実践講座の成果が、よく見えました。

最後に参加者の感想を一言ずつにまとめました。
・ 絵を描くことがなかったが、これからも続けたい。

・ 学ぶことが多かった。大事なことだけ描くことが必要。

・ シンプルに表現できることがわかった。応用がきく。

・ 楽しかった。まだ続けたい気分。聴きながら描くことがわかってきた。

・ 絵があると親近感がわく。

・ 描くことと聴くことのバランスがわかった。

・ 絵に対する苦手意識、トラウマがあった。文章は浮かぶ一方、絵が浮かばないが訓練すれば大丈夫か?

・ 開き直って絵を描けた。4〜5個くらいの顔の表情が自分のものになるようにしたい。

・ 文字が浮かぶと絵が描けなかった。聴きながら絵に描くことは難しい。

・ ムヒカ大統領のスピーチ、貧困と消費の映像が絵に出来なかった。

顔の表情は眉で決まる。

・ 凄すぎて描くことを遠くに感じたが、人は丸と線の組み合わせで描けることを知ったら抵抗がなくなった。

・ 絵を描くのが大嫌い、パソコンに慣れているので手書きは新鮮。

  話を聴いた後から描いても絵になることを発見。セミナーなどでポイントを書くには適している。

・ 消化しきれていない。仕事に活かしたいが復習が必要。



11月29日には勉強会参加者とスタッフでの練習会を実施しましたが、当日キャンセルもあり、
スタッフ5名での練習会になりました。
スピーチを聴きながら描いていきましたが、まず紙に枠を書き込み、日付とタイトルを書いたら準備OK!
前回の復習の出だしは好調です。
練習会でも何かの動画を再生して、その音声を聴きながら内容を紙に描いてみるというのをやってみました。まず、紙に枠を書き込み、日付とタイトルを書いたら準備OK!
最初の動画は、地方創生RESASフォーラム開会挨拶です。
そもそもRESASって何?のスタッフの素朴な質問から始まり、最初に3点話すといったのに2点しか話さなかったよね〜
と、確認しあったり共感したりして、描き書きのコツをつかむことが楽しくなってきます。
次はNPO法人の代表の話、時間は7分と結構長いのですが、法人のミッションや事業内をわかりやすく説明しているので、
構図化することがやりやすかったです。
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話の内容に興味がもてるか共感できるか、それも描き書きがうまくいくための要素かもと
練習を終えての個人的な感想です。

参加していただいた皆様、ありがとうございました。


文章作成:くんちゃん
posted by 対話ラボ at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ご報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする